NGC 7027: A Dying Star's Nebula
Credit:
NASA,
H. Bond
(STScI)
説明:ハッブル宇宙望遠鏡による二つの最近の画像を合成したこの疑似色の画像は、太陽のようなひとつの恒星の写真であり、星の一生の最期に近づいています。この惑星状星雲の中に見える非常に美しい細部が示しているのは、この恒星が赤色巨星段階を通り過ぎたとき、最初にゆるやかにその外部大気を脱ぎ去り、そして、一様に淡い球状の殻を外側に作りつつあることです。この処理過程が継続しながら、物質が密度の高い塊となって放出され、明るく輝く内部領域の中に塵の雲を作り出しているように見えます。これらの放出処理過程全体は、驚くほど急速で、太陽型の恒星の典型的な100億年という一生に比べれば、たったの数万年しか掛かっていません。その終末において、高温の恒星の核は、現在、{白色小星(白色矮星)}となって、残され、ここではこの星雲の中心にある白い点として見えています。"中年期"の私達の太陽が、同様な運命を体験する事になるのは、およそ50億年後になることでしょう!
明日の画像:砂時計星雲 |