ユニオンジャック2000年
 
 
 
高知よさこい
 

 

 
 
 
 話は一本の電話から始まった・・・
大手プロダクションHプロのSプロヂューサーから久しぶりに電話が掛かってきた。いつもの軽い口調で「どう元気?」なんて・・・ま、この世界のいつもの挨拶です。「うちに昔いたタレントさんが郷に帰ってなんだかお祭りのチームをやってて、その音楽を作ってもらえないか・・なんて言ってきたんだけど、やってくれる?」といきなり妙な本題に入りました。何が何だか分からないけど面白そうだから「いいですよ〜」なんていつもの調子で引き受け、次の週に打ち合わせになりました。(次の日だか次の週だか・・・細かい事は忘れましたが・・これも常です)
 場所はHプロのロビー、挨拶もそこそこに約2時間しゃべりっぱなしの熱血漢・・それがチームオーナーの野瀬さんでした。高校生の息子さんを連れていたのですが、僕らの横では優香ちゃんのインタビューと撮影をやってて気もそぞろって感じで可愛いかったのを良く覚えてます。曲はド演歌・・・これ僕でいいの?って感じの曲でしたが、とにかくやってみることになりました(笑)
面白い事にこの打ち合わせの前日(別に書きますが)に知りあいの演出家から札幌のYSAKOIソーランの音楽を頼まれたばかりだったので、今年はお祭りづいてるな〜なんて妙な感じで、ましてこの後色々なチームの音楽をやるようになるとはこの時夢にも思いませんでした。
 

 
 

 
 
 
 ってなことで色々メールでやりとりして(僕がやりとりはメールでって頼んでしまったので、メールに不慣れな野瀬さんには大変だったでしょうが・・)オケを作って送って、高知のスタジオの人に色々注文つけたりと・・無事に終わったかな〜〜と思ってたら、高知でやったトラックダウンが気に入らないから、僕にやって欲しい〜というメールが・・・オケだけなら気楽だ・・なんて思っていたのでさあ大変!そこで送ってもらった音を聞くと確かに「ダメ」・・・
ミキサーの技術的な問題もあるし、野瀬さんの歌は素晴らしいがコーラス隊が緊張してて元気が全くない・・・とにかくパワーを付けてより派手に激しくしなくちゃと仕上げ直しました。やはり現場に立ち会っていない録音は怖い・・と痛感させられました。考えてみれば僕は今まで2千回以上の録音全てに立ち会ってきていたのです。そしてその思いがこの後「全ての録音には何処でも行くぞ〜〜!」という旅回り作曲家の始まりになろうとは・・・露ほども思いませんでした。
ちなみに一番上の写真で地方車の上で唄っているのが野瀬さんです。
 

 

 
なんぼいうたちユニオンジャックHP
 
 
 
 

 
 
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