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メッセージを残そうかと思って記録のページを作りました
何のことはない、最近物覚えが悪くて、
前に書いたことをすぐ忘れてしまうからですけれど...
2019.8.9.

   ためいき

紀の国の五月なかばは 椎の木のくらき下かげ
うす濁るながれのほとり 野うばらの花のひとむれ
人知れず白くさくなり、 佇みてものおもふ目に
小さなるなみだもろげの 素直なる花をし見れば 恋人の
ためいきを聞くここちするかな。

佐藤春夫「殉情詩集」より第1節

5月になるとふと思いだす詩です。
高校時代に女声合唱で歌いましたが、作曲者も覚えていません。
「紀の国」という言葉に、憧れています。「木の国」でもありますね。
雑草が生い茂るほどの豊かな自然、どこまでも続く木の緑が
日本のよって立つところ、という気がします。大切にしたいです。

今私に出来ること

 1.Twitter で情報を受け取り、また発信する

2.各活動のホームページを見て、賛同の意思を表示する
(必要ならばドネーションを行う)

 3.無理のない範囲で参加できる行動に参加する

昨日、初めて国会議事堂前の集会に参加しました。
立ってるだけでいいよ、という声に励まされて。
すごい熱気の中、若い人も、年配者も、心を合わせて
プラカードをかざし、声をあげていました。
この活動をこのまま尻すぼみにさせてしまってはいけない、
これからが本当に大事!と思います。
また参加します!

SEALDs
(自由と民主主義のための学生緊急行動)
Twitter で情報発信中

安全保障関連法案に反対する学者の会

学問の自由を考える会

九条の会

私のTwitter「恵子@蒼樹亭」(@kei_souju)です。

2015.7.18.

1 兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷

2 如何にいます父母 恙(つつが)なしや友がき
 雨に風につけても 思い出ずる故郷

3 志をはたして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷

 高野辰之作詞  岡野禎一作曲 「故郷」より

私にとって国歌はこの歌です。「君が代」ではありません。
日本に生まれて良かった、と思える歌。
美しい国を孫たちに残さなければ、と思える歌。

この国はどうなってしまうのだろう、と不安を感じ、
何か行動を起こすべき時だと思って数年。
Twitterを通じてボチボチいろいろな人の考えていること、
起こしている行動を知ろうとしています。
本当にボチボチ。
Twitter「恵子@蒼樹亭」(@kei_souju)です。

最近、「学問の自由を考える会」を知りました。
会の趣旨に賛同してシンポジウム(7月4日)の案内を
掲載します。こちらのチラシをご覧ください。

2015.7.3.
 

さくら さくら やよいの空は
見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざや いざや 見にゆかん
(日本古謡より)

今年もさくらの花に狂う季節になりました。

思い出に残るさくらの数々。
こどもたちがまだ小学生だった頃、
玉川上水の羽村の堰を見に行って上水沿いを歩き、
たどりついた小金井公園の桜の見事さ。
ウォーキングの催しで歩いた
横浜は大岡川の両岸の桜並木。
そして同窓会の仕事で久しぶりにのぼった岡田山、
母校のキャンパスの満開の桜の美しさに
本当に立ち去り難い思いがしました。

今年はどんなさくらに会えるか、楽しみです。

2015.3.25

演奏会のご案内

日時:2014年5月6日(火・祝)午後2時開演
会場:杉並公会堂大ホール
曲目:J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」
指揮・福音史家:大島博
合唱:コアクライス・バッハナール
管弦楽:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル
全席自由 前売3,000円

お聴きくださる方、ご連絡ください。


またまた一年ぶりの更新です。
ボチボチ真面目に更新をしなくては、と思っていますが、
このところ毎晩何をしているかというと、
パソコンでジグソーパズルをして遊んでいます。
お気に入りは@「オンラインジグソーパズル
A「Jigzone puzzle games

以前は紙のパズルを額に入れて飾ったりもしましたが、
PCでできると片付ける手間がなくて楽です。
2014.4.9
 

 桜の花の咲く頃は うらら うららと日はうらら
硝子の窓さえみなうらら 学校の庭さえみなうらら

河原で雲雀の啼く頃は うらら うららと日はうらら
  乳牛舎の牛さへみなうらら 鷄舎の鷄さへみなうらら

  畑に菜種の咲く頃は うらら うららと日はうらら
  渚の沙さへみなうらら どなたの顔さへみなうらら

野口雨情 詞・草川信 曲 「春の唄」より



なんと、1年5ヶ月ぶりの更新です!
その間にパソコンのリカバリーもあり、
様子が変わってしまいました。

さて、「春の唄」
春になると、そして桜が咲くと思い出す歌です。
今、まわりでは満開の桜が早や散り始めています。
緑道の桜の下を、犬と一緒に散歩しながら、
心の中で口ずさんでいます。

CDは鮫島有美子さんの「春・櫻」
オケ伴なのがちょっと残念ですが、
春の歌ばかりでお奨めです。


4月は新しい生活の始まる時、
私も来週から新しい仲間と新しい仕事です。
ちょっぴり心配だけど、頑張ります!

2013.3.30

11月になりました。
今年は季節があわててやって来て、
また突然前に戻ろうとする、不順な年です。
この秋もまた行ったり来たりしています。
今日の寒さも明日には緩むそうな。

サファイアいろの 野葡萄の
あまり明るき この秋は
時雨せよ、せよ
枯れ草の香にたつほどに
泣かまほし

大木惇夫詩 清水脩曲「野葡萄」より

詩の言葉はちょっと記憶があいまいですが、
昔女声合唱で歌ったなつかしい詩です。

明日は久しぶりのハイドン「天地創造」の演奏会です。
なけなしの記憶力を振り絞って、6曲暗譜に挑戦します。
頭の中が真っ白にならなければ良いのですが。

2011.11.11

あっという間に1ヶ月、梅雨のさなかです。
もうすぐ始まる暑い夏に備えて、気持ちの準備が必要?
今年は特に厳しそうですね。
もうしばらくひっそりとした雨の光景を楽しみたい。


雨の日の遊動円木
    びしょびしょ濡れて、ただ光って、
    動くは低い雲ばかり。

    雨の日の遊動円木
    鐘が鳴っても、昼やすみでも、
    ゆすぶるものは 風ばかり。

    雨の日の遊動円木
    落ちる銀杏葉、ゆうかりの葉
    雀が吹かれて、乗るばかり。

    雨の日の遊動円木
    びしょびしょ濡れて、もう日も暮れて
    八ツ手の花が 見ているばかり。

大木惇夫詩 多田武彦曲「組曲 雨」より

2011.6.27

誰もが自分の出来ることをしようとしています。
私のできることは知ったことを伝えること。
そう思ってご案内します。


「ケント・ナガノ、青学オケを振る」
東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート

「秋に開催するバイエルン国立歌劇場日本公演の
記者会見に出席するため、
ケント・ナガノ音楽総監督が来日します。
日系三世であるケント・ナガノ氏は、
何か日本のためにしたいと強く希望し、
急遽、このチャリティ・コンサートの開催が決定しました。
収益金は全額、被災地の子供たちのための
楽器購入費に役立てていただく予定です。」(チラシより)

日時:2011年6月5日(日)午後3時開演(午後2時開場)
会場:青山学院講堂
曲目:
バッハ:フーガの技法(野平一郎編曲)
ベンテュス編曲:5つの日本歌曲(メゾ・ソプラノ:藤村実穂子)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

指揮:ケント・ナガノ(バイエルン国立歌劇場音楽総監督)
管弦楽:青山学院管弦楽団
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子(特別出演)
入場料:1,500円(全席自由席)

どうぞお出かけください。
藤村実穂子さんのホームページのエッセイもお読みください。

2011.5.31

どこかで春が 生まれてる
どこかで水が 流れ出す

どこかで雲雀(ひばり)が 啼いて(ないて)いる
どこかで芽の出る 音がする

山の三月 東風(こち)吹いて
どこかで春が 生まれてる

(「どこかで春が」 曲/草川信 詞/百田宗治)



ようやく桜がちらほらと咲き始めました。
いつまでも冬が居座っていると思っていたけれど、
春がやっと訪れて来ました。

2011年の春は
なんと悲しみで満たされていることでしょう!
何か私にも出来ることがあるでしょうか?
いつも心にかけていることしか今は出来ません。

明日は1年半一緒に仕事した仲間との別れです。


2011.3.30

新しい年を迎えました。
2011年、今年はどんな一年になるでしょうか?

まずは母校神戸女学院の
大学音楽学部舞踊専攻東京公演が
3月5日(土)光が丘IMAホールであります。
学生たちのエネルギーを貰って、
オバさんも裏方を頑張らねばなりません。
その前に一人でも多くの方に見ていただきたい、
と宣伝活動を頑張ります!

5月8日(日)杉並公会堂にて
コアクライス・バッハナールの「ロ短調ミサ」の演奏会です。

11月12日(土)同じ杉並公会堂にて
オラトリオ・ソサエティ再出発の「天地創造」です。

12月10日(土)浜離宮朝日ホールで、
神戸女学院めぐみ会東京支部のクリスマスコンサート。
2009年のアドベントコンサートに続いて
2回目のコンサートです。
どんな企画が出てくるのか楽しみにしています。

年とともに、今度が歌いおさめかしら、
という思いが強くなります。
でも無理のない範囲で続けて行きたいものです。
聴いていただければうれしいです。


2011.1.4


十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま
くるまにゆられて ゆきました

十五夜お月さま 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと
お別れおしんで 泣きました

十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま
わたしはひとりに なりました

「花かげ」
大村主計作詞・豊田義一作曲

20日に長女が結婚します。
季節は違いますが、花嫁さんの歌ということで載せました。
長女が小学生の時に日本舞踊で踊った曲でもあります。
日本の花嫁さんはなんだか物悲しいですね。

結婚式で、私はきっと泣くだろうなと思っています。
病院で長女に初めて出会ってからの日々が、
あれこれ思い出されて...


2010.11.10


月の沙漠(さばく)を はるばると
旅の駱駝(らくだ)がゆきました
金と銀との鞍(くら)置いて
二つならんでゆきました

金の鞍には銀の甕(かめ)
銀の鞍には金の甕(かめ)
二つの甕は それぞれに
(ひも)で結んでありました

さきの鞍には王子様
あとの鞍にはお姫様
乗った二人は おそろいの
白い上着(うわぎ)を着てました

(ひろ)い沙漠をひとすじに
二人はどこへゆくのでしょう
(おぼろ)にけぶる月の夜(よ)
(つい)の駱駝(らくだ)はとぼとぼと

砂丘(さきゅう)を越(こ)えて行(ゆ)きました
(だま)って越えて行(ゆ)きました

「月の砂漠」
作詞:加藤まさを 作曲:佐々木すぐる

小さいころから加藤まさをの絵が身近にありました。
ちょっと寂しげなヴァイオリンを弾く女性の絵(水彩)。
そして珍しく野菊を描いた油絵が
私が練習するピアノの上にかかっていました。
落ち葉の中にひっそりと咲く野菊にさす光...
とても素敵な絵です。

2010.7.3.


(1) 卯の花の匂う 垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍び音もらす 夏は来ぬ

(2) さみだれの 注(ソソ)ぐ山田に
早乙女が 裳裾濡らして
玉苗植うる 夏は来ぬ

(3) 橘の薫る 軒端(ノキバ)に
窓近く 蛍飛び交い
 おこたり諌(イサ)むる 夏は来ぬ

(4) 楝(オウチ)散る 川辺の宿の
門(カド)遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

(5) 五月闇(サツキヤミ) 蛍飛び交い
水鶏鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ

「夏は来ぬ」
作詞:佐佐木信綱 作曲:小山作之助

卯の花を知らず、ネットで調べてみました。
匂いはないそうです。
この「におう」は万葉の昔の美しさを表す言葉の意味では、
と書いているサイトもありました。
また普通は垣根にはしないそうです...

ネットを見るといろんなことのわかる便利な時代になりました。
こういう便利さは良いけれど、
余計な便利さも満ち溢れているような気もします。
もうちょっと不便でも良いのでは、と思うこともあります。

2010.4.29


春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃


「早春賦」より
 作詩:吉丸一昌/作曲:中田章

氷雨の中、庭の梅の木はちょうど形よく花を咲かせています。
子どもたちの小学校入学の記念樹です。
「早春賦」の歌は
小学校の音楽の授業を思い出させてくれます。
ちょっと感傷的な午後です。

2010.2.15


(1) 今はもう秋 誰もいない海
知らん顔して 人がゆきすぎても
私は忘れない 海に約束したから
つらくても つらくても
死にはしないと

(2) 今はもう秋 誰もいない海
たった一つの 夢が破れても
私は忘れない 砂に約束したから
淋しくても 淋しくても
死にはしないと

(3) 今はもう秋 誰もいない海
いとしい面影 帰らなくても
私は忘れない 空に約束したから
ひとりでも ひとりでも
死にはしないと

山口 洋子作詞 内藤 法美作曲 「誰もいない海」より



今年は秋の訪れがずいぶん早かったようです。
いつもお彼岸にきっちり咲く彼岸花が1週間早く咲きました。
庭の片隅に、不思議な空間を作っています。
イベント盛りだくさんの10月を前に、
ちょっとひと休みのシルバーウィークを過ごしています。


2009.9.20


1.
ざわわ ざわわ ざわわ  広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ  風が通りぬけるだけ
今日も見渡すかぎりに  みどりの波がうねる
夏の陽ざしのなかで

2.
ざわわ ざわわ ざわわ  広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ  風が通りぬけるだけ
昔海のむこうから  いくさがやってきた
夏の陽ざしのなかで

3.
ざわわ ざわわ ざわわ  広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ  風が通りぬけるだけ
あの日鉄の雨にうたれ  父は死んでいった
夏の陽ざしのなかで

4.
ざわわ ざわわ ざわわ  広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ  風が通りぬけるだけ
そして私の生まれた日に  いくさの終りがきた
夏の陽ざしのなかで

11.
ざわわ ざわわ ざわわ
風に涙はかわいても
ざわわ ざわわ ざわわ
この悲しみは消えない

さとうきび畑」より  (作詞/作曲:寺島尚彦)

一番印象的な夏の歌です。

二度訪れた沖縄に思いを馳せ、
さとうきび畑とその上に広がる空を思い出しました。
今年の夏もまた悲しみの季節です。


2009.8.8




「ヨハネ受難曲」の演奏会が終わりました。

私にとって格別の思いの詰まった演奏会でした。

歌っている間、その場にいる幸せを感じていました。
そして最後のコラールで涙が止まりませんでした。

 

「ピアノ、ピアノ、ピアノ!」と叱られ続けた練習。

ピリピリしてどうなるかと思ったゲネプロ。

でも本番のシュナイト先生はずっと祈りを捧げていらした。

その祈りが皆を満たして

力以上の演奏ができたように思います。

 

まだ演奏会の余韻の中にいます。

Ach Herr, lass dein lieb Engelein…

 

2009.5.14



バタバタしている間に早や5月。

いくら忙しくても、たき火の歌はまずいですね。

今回は歌なしで...

 

合唱団の演奏会のご案内です。

5月9日(土)午後6時開演

文京シビック大ホール

コーロ・ヌオーヴォ第49回演奏会

バッハ「ヨハネ受難曲」

詳しくはこちら

昨年、合唱団創設以来の幹事長さんが亡くなりました。

20代に一緒に歌った仲間でした。

また一緒に歌えるようになったのに、

彼なしの初めての演奏会、と思うと

寂しくてやりきれなくて...

皆の思いのいっぱい詰まった演奏会になりそうです。

2009.5.3



かきねの かきねの まがりかど たき火だ たき火だ 落ち葉たき
「あたろうか」 「あたろうよ」 北風ぴいぷう 吹いている

さざんか さざんか 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉たき
「あたろうか」 「あたろうよ」 しもやけ おててが もうかゆ

こがらし こがらし さむいみち たき火だ たき火だ 落ち葉たき
「あたろうか」 「あたろうよ」 そうだん しながら あるいて

 

巽聖歌作詞 渡辺茂作曲

 

子どもの頃、さざんか(山茶花)を知りませんでした。

今、我が家には隣家との間に山茶花の垣根があり、

ピンクがかった赤い花が美しく咲いています。

夏の茶毒蛾には困りますが、花は素敵です。


2009.1.2


雨は降る降る 城ヶ島の磯に
 利休鼠の 雨が降る
 雨は真珠か 夜明の霧か
 それとも私の 忍び泣き
 舟は行く行く 通り矢のはなを
 濡れて帆あげた 主の舟
 ええ 舟は櫓でやる、櫓は唄でやる
 唄は船頭さんの 心意気
 雨は降る降る ひは薄曇る
 舟は行く行く 帆がかすむ


(城ヶ島の雨  北原白秋作詞)


仕事で今北原白秋の詩に作曲された歌曲を調べています。
え、この歌、白秋の詩だったんだ、と発見することもあり、
元の詩は小唄あり、民謡あり、童謡ありで、とても多彩。
その魅力を少しでも伝えられれば良いですが。

2008.3.14

 

(1) 雪の降る夜は たのしいペチカ  ペチカ燃えろよ お話しましょ
  むかしむかしよ 燃えろよペチカ

(2)
雪の降る夜は たのしいペチカ  ペチカ燃えろよ おもては寒い
  栗や栗やと 呼びますペチカ

(3)
雪の降る夜は たのしいペチカ  ペチカ燃えろよ じき春来ます
  いまに柳も 萌()えましょペチカ

(4)
雪の降る夜は たのしいペチカ  ペチカ燃えろよ 誰だか来ます
  お客様でしょ うれしいペチカ

(5)
雪の降る夜は たのしいペチカ  ペチカ燃えろよ お話しましょ
  火の粉ぱちぱち はねろよペチカ

(ペチカ  北原白秋作詞  山田耕筰作曲)


2008年がスタートしました。
今年はどんな年になるのか、ちょっぴり不安なスタートです。
自分の持ち時間があとどのくらいかは誰にもわからないことですが、
何が本当に必要なことか、自分に問いながら
この1年を過ごしたいと思います。

2008.1.2

 

2年前に取り掛かった日本歌曲インデックスの更新作業を
やっと終了しました。
もっとも、何冊か確認しなければならない楽譜を残して、ですが。
それにしてもチェック作業の途中で中断していたものだから、
何をどこまでチェックしたのだかさっぱり思い出せませんでした。
本当に終わったの?という不安も実はあったりします。
ちょっと一息入れてまた次の仕事を考えましょう。

2007.8.13.

 

紫陽花と緑の美しい箱根に遊んできました。
美術館めぐりでちょっと命の洗濯。

2007.7.16.

 

桜の花の咲く頃は うらら うららと日はうらら
硝子の窓さえみなうらら 学校の庭さえみなうらら

野口雨情 詞・草川信 曲 「春の唄」より

35年ぶり?のバッハ「ロ短調ミサ」の演奏会を終え、
ちょっと一息ついた日曜日。
緑道の桜も少し咲き始めました。
来週末は花見でしょうか?

2007.3.25.

 

あっというまに師走。
突然思い立って「Googleサイト内検索」を入れてみましたが、
何故か最初のページしかヒットしません。
またしばらくアレコレ悩むことになりそうです。

検索とブラウジング、どちらも大切な機能です。
両方使えるようにしたい、という欲張りな希望を持って、
頑張ってみます。

2006.12.15.

 

落葉松の 秋の雨に わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に わたしの 心が濡れる
落葉松の 陽のある雨に わたしの 思いが濡れる
落葉松の 小鳥の雨に わたしの 乾いた眼が濡れる
野上彰作詞 小林秀雄作曲 「落葉松」より

10
1日に「アンサンブルむさしの42 秋のコンサート」があり、
「落葉松」を女声三部合唱で歌いました。
1
年ほど前から計画していたコンサートも終わり、
ドヴォルザーク「レクイエム」のMIDIファイルの作成も終わり、
ちょっと一息。何も予定のない日曜日です。
そろそろ「日本歌曲インデックス」の作業も再開したいと思います。
この秋は、どんな風に時間が過ぎるのでしょうか。

2006.10.8.

 

雨の音が聞こえる 雨が降っていたのだ
あの音のように そっと世のために働いていよう
雨があがるように 静かに死んでゆこう

八木重吉作詞 多田武彦作曲 「雨」より


雨の日に思い出す歌です。
ちょっとしみじみと雨の音に耳をすましてみるような、
静かな歌です。

2006.6.11.

 

伝えたいことが沢山あるのに、
時間がないのがちょっと悲しい...

歌いたい歌が沢山あるのに、
技術が伴わないのがとても悔しい...

自分の能力を超えて、あれもしたい、これもしたい、と
ジタバタしている、今日この頃です。

私の混声合唱の原点、KCGH Choir の演奏会が
5年のブランクを経て再開されます。
Messiah
 again
7月9日、神戸まで歌いに行こうと思います。

2006.5.5.

 

懐かしい昔の私に会いに行ってきました。
全日本合唱連盟付属合唱センター資料室に、
学生時代に所属していた合唱団の記録が保存されていました。
カセットテープとプログラムのコピーです。

もっと上手だった気がしたのに...
というのは誰もが思うことかも知れませんね。
昔の演奏会の記録を
プロフィールの「合唱活動の記録」に記しました。

2006.3.15.

 

夕焼 小焼の 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か

山の畑の 桑の実を
小籠に摘んだは まぼろしか

十五で姐やは 嫁に行き
お里のたよりも 絶えはてた

夕焼 小焼の 赤とんぼ
とまっているよ 竿の先

「赤蜻蛉」 三木露風作詞 山田耕筰作曲

「日本のうた ふるさとのうた100曲」(1991年)で第一位。
「赤蜻蛉」の歌には誰でもなつかしさを感じるのでしょうか?
もっとも私たちの世代以上の誰でも、かも知れませんが。

ボチボチ更新作業を始めました。
なかなか進みませんが、そのうちにアップできると思います。

2005.9.23.

 

降りしきれ 雨よ 降りしきれ
すべて 立ちすくむものの上に
また 横たわるものの上に

降りしきれ 雨よ 降りしきれ
すべて 許しあうものの上に
また 許しあえぬものの上に

降りしきれ 雨よ わけへだてなく
涸れた井戸 踏まれた芝生
こと切れた梢 なお ふみ耐える根に

降りしきれ そして 立ちかえらせよ
井戸を井戸に 庭を庭に
木立を木立に 土を土に

おお すべてを そのものに
そのもののてに

(高野喜久雄作詞 高田三郎作曲「水のいのち」より
1曲 「雨」)


6月になりました。雨の季節に突入です。
雨の日に思い浮かぶのはこの曲と、
八木重吉作詞 多田武彦作曲 「雨」
いずれも合唱曲です。


2005.6.4

 

春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が
櫂のしずくも花と散る ながめを何にたとうべき

見ずやあけぼの露浴びて われにもの言う桜木を
見ずや夕ぐれ手をのべて われさしまねく青柳を

錦おりなす長堤に くるればのぼるおぼろ月
げに一刻も千金の ながめを何にたとうべき
(武島羽衣作詞 滝廉太郎作曲 「花」 より)


あっという間に時が過ぎて行きます。
更新をする間もなく、季節は春!

ちょっとあせって「春の歌」を載せました。
2005.3.19

 

冬の陽はしみじみ
かあさんのせなにとろとろ

かあさん
かあさん いいにおいだね

冬の陽はしみじみ
かあさんのひざにとろとろ

おや かあさん
おめめがぬれてるよ

冬の陽はやすらい
冬の日の遠いおもいで

冬木京介作詞 石桁真礼生作曲 「冬の日」より


釜洞祐子さんのCD「青い月夜に」に収録されている美しい歌です。
どこにも出かける予定の無い日曜日。
ちょっとのんびりしてエネルギーの補給をしましょう。
美しい歌を聴きながら。 2005.1.30.

 

1 さ霧きゆる 港江の  舟にしろし 朝の霜
ただ水鳥の こえはして  いまださめず 岸の家

 2 からす鳴きて 木に高く  人は畑に 麦をふむ
げに小春日の のどけしや  かえり咲きの 花も見ゆ
 
3 あらし吹きて 雲はおち  しぐれ降りて 日はくれぬ
もしともしびの 漏れ来ずば  それと分かじ 野辺の里

 
「冬げしき」(文部省唱歌)より


新しい年を迎えても、変わり映え無くアタフタとしている私です。
今年89歳となる母の老いとどう付き合って行くかが
とりあえず今年の課題。
その状況の中でもっと歌いたい、という気持ちとも
どこかで折り合いをつけねばなりません。
データベースの更新はちょっと後回しになりそうです。

2005.1.1.

 

1 秋の夕日に 照る山もみじ  濃いも薄いも かずある中に
松をいろどる 楓やつたは  山のふもとの すそ模様
 
2 谷の流れに 散り浮くもみじ  波にゆられて 離れてよって
赤や黄色の 色さまざまに  水の上にも おるにしき

「紅葉」
作詞者 高野辰之  作曲者 岡野貞一 (文部省唱歌)

小学校のころを思い出す秋の歌です。
文部省唱歌ってやっぱり懐かしい歌が多いですね。

またもや怒涛の...11月。
職場のみならず家でもスケジュール表が要るのかしら?
最近とくに物忘れが激しくて、ちょっと暗い秋。

2004.11.9.

 

 あした浜辺を さまよえば  昔のことぞ しのばるる
  風の音よ 雲のさまよ  寄する波も 貝の色も

2 ゆうべ浜辺を もとおれば  昔の人ぞ しのばるる
  寄する波よ 返す波よ  月の色も 星のかげも

作詞:林 古渓  作曲:成田為三 「浜辺の歌」より

「怒涛の7月」が終わりました。
6
月末から演奏会が3つ、なぜか集中していて、慌しい毎日でした。
8
月はのんびり過ごしたいと願っていますが、果たしてかなうでしょうか?
日本歌曲インデックスの更新も、新しいホールのご紹介も、
やりたいことは山のようにあります。

2004.7.31.

 

1 兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷

2 如何にいます父母 恙(つつが)なしや友がき
 雨に風につけても 思い出ずる故郷

3 志をはたして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷

 高野辰之作詞  岡野禎一作曲 「故郷」より


日本のうたと言えばこの曲、
6
27日(日) 小さなコンサートで6人で歌います。
高田三郎作曲 「水のいのち」
源田俊一郎編曲 「ふるさとの四季」

一ヶ月悩んで作成したリンク集、
何人かの方から、
インデックスに載っている曲の楽譜を手に入れたい
とご相談を受けました。
このリンク集が少し役に立つと良いと思っています。
またボチボチ充実させていきます。

2004.6.18.

 

1 あざやかな みどりよ 明るい みどりよ
とりいをつつみ わらやをかくし
かおるかおる 若葉がかおる
 
2 さわやかな みどりよ ゆたかな みどりよ
田畑(たはた)をうめず 野山をおおい
そよぐそよぐ 若葉がそよぐ

 松永みやお作詞  平岡均之作曲 「若葉」より

小学校のときに歌った歌ですが、今の季節にふさわしい。

関係団体一覧から広げて、
もう少し一般的な
リンク集を作ろうと思うのですが、
結局はまだ形が定まりません。
今しばらくお待ち下さい。


2004.5.12.

 

たんぽぽ たんぽぽ
なが咲けば春の風ふき 青き霞は丘をこめ
小鳥らは木の間にうたう
のどかなるかかる佳き日の 路のべに咲けるたんぽぽ
たんぽぽ
年ごとになれは咲けども その春にわれはいくたび
あわれいまいくたびめぐりあう 命なるらん
たんぽぽの花

三好達治作詞・中田喜直作曲 「たんぽぽ」より

釜洞祐子さんのCD「青き月夜に」にある素敵な曲です。

組曲、曲集などのタイトルから調べる「曲集名索引」を追加しました。

索引の形も迷いつつ作成しています。

2004.3.31.

 

1 ありがとう さようなら 友達 ひとつずつの笑顔 はずむ声
夏の日差しにも 冬の空の下でも
みんなまぶしくしく 輝(かがや)いていた ありがとう さようなら 友達

2 ありがとう さようなら 教室 走るように過ぎた 楽しい日
思い出の傷が残る あの机に
だれが今度は 座るんだろう ありがとう さようなら 教室

3 ありがとう さようなら 先生 叱られたことさえ 暖かい
新しい風に 夢の翼広げて
ひとりひとりが 飛びたつ時 ありがとう さようなら 先生

ありがとう さようなら みんなみんな ありがとう さようならみんな

「ありがとう・さようなら」 作詞・井出隆夫 作曲・福田和禾子


保育園の卒園式に歌った歌ですが、
その子ももうすぐ社会人...
感慨深いものがあります。

2004.3.25.

 

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

吉丸一昌作詞 中田章作曲「早春賦」より


この季節の歌というとやはり「早春賦」
この歌を歌うと小学校の音楽の授業を思い出します。
独創的な授業で音楽の楽しさを教えてくださったT先生。
40
年経っても幾つかのシーンが鮮明に残っています。

2004.2.5.

 

ともしびちかく 衣縫う母は 春のあそびの 楽しさかたる
居並ぶ子どもは 指をおりつつ 日数かぞえて よろこびいさむ
いろり火はとろとろ 外はふぶき
文部省唱歌「冬の夜」より

いよいよインデックスのデータ更新を始めました。
入力作業自体は昨年夏にしていたのですが、
チェックがなかなか進まず、更新の形もあれこれ迷って
とうとう年を越してしまいました。

曲名、歌い出し、作曲者は更新を完了しました。
現在、データ数は5,440件です。
作詞者索引は今しばらくお待ち下さい。


2004.1.5.

 

六甲(むこう)の山かげ谷水の 流れさやけき芦屋川
城山さくら咲きにおう 学びの舎(いえ)のわかくさよ
清きいのちに生い立たん 強く正しくすこやかに

紀路(きじ)の遠山浦波の 眺めはるけきちぬの海
浜松風の吹きかよう 学びの園のわかくさよ
高き光に生い立たん 広くゆたけく安らかに

「芦屋市立山手小学校校歌」
竹友藻風作詞 永井幸次作曲


5年ぶりに小学校の同期会があり、
なつかしいひとときを過ごしてきました。
立て替えられた校舎の窓から見えた海が素晴らしかった!

2003.12.6.

 

ひかりはいつも 変わらぬものを
殊更秋の月の影は などか人に物思わする
ああ 鳴く虫も同じ心か 声の悲しき

(滝廉太郎作詩・作曲 「秋の月」 より)

ちょっと気分転換にゲストブックを設けてみました。
感想など書いていただけるとうれしいです。

データベース更新はまだまだ作業中。
もう秋になってしまいました!

2003.9.7

 

我は湖の子さすらいの 旅にしあればしみじみと
昇る狭霧やさざなみの 志賀の都よいざさらば

松は緑に砂白き 雄松が里の乙女子は
赤い椿の森蔭に はかない恋に泣くとかや
(作詩 小口太郎 「琵琶湖周航の歌」 より)


関西への懐かしさがかきたてられる歌です。
祖父が三高のボート部だったとか。


HP、お引越しのついでに新しい装いとしました。
中身の更新は未だ始めていませんが、
とりあえず器を変えてみました。
あとはいずれ...の予定です。


2003.7.31.

 

びわはやさしい 木の実だから
だっこしあって うれている
うすい虹ある ろばさんの
お耳みたいな 葉のかげに


まど・みちお作詞 磯部俶作曲 「びわ」より

                         2003.6.8.更新