2017/09/28
ライゴウ-ヴァーゴウによるGW170814の天空図 最新

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LIGO-Virgo GW170814 Skymap
Illustration Credit: LIGO- Virgo Collaboration - Optical Sky Data: A. Mellinger

説明:惑星地球中にある、三基の重力波検出器が現在報告[1]しているのは、時空内の複数のさざ波の共同検出であり、遠方の宇宙にあるひとつの{連ブラック・ホウル合体[a]}の検出であり、四回目の広報です。この出来事が記録されたのは、2017年8月14日であり、それを{GW170814[b]}と命名したのは、米国、ワシントン州ハンフォードとルイジアナ州、{リヴィングストゥンにあるライゴウ重力波天文台[cd]}及びつい最近運用された{イタリアのピーザ近くにあるヴァーゴウ重力波天文台[efg]}です。この信号が発せられたのは、二つのブラックホウル合体の最後の複数の瞬間で、それぞれ31及び25太陽質量を持ち、地球からおよそ18億光年離れています。しかし、三つの場所すべての重力波検出の計時を比較することで、天文学者達は天空におけるその信号源の位置を大幅に改善することができました。{マジェラン雲群[h]}のすぐ上、おおよそ{イリドゥナス座[i]}の方向にある、三つの検知器すべての信号に矛盾しない、その唯一の天空の領域がこの全天図内に黄色い輪郭線で示されています。全天投影図に含まれるのは私達のいる天の川銀河の弧です。三つの検出器によって改善された重力波源の位置を迅速に複数の追跡観測したのは、その他のもっと従来からある、{複数の電磁波天文台[j]}であり、それらは潜在的に関連した信号を探すことができます。ヴァーゴウ検出器の追加でまた、重力波の極性を測定することが可能になり、それは{アインスタインの一般相対論[k]}による複数の予測を更に確認する特性の一つです。

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APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU)、ジェリー・ボネール(UMCP) 
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
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ランダム・エイポッド
[1] 自然科学研究機構 国立天文台 重力波プロジェクト推進室 >トピックス>2017.09.28>ブラックホール合体をLIGOとVIRGOが初めて同時観測:ついに三点測量が可能に から
[a] 連ブラック・ホウル合体:ブラックホール連星合体、binary black hole merger
[b] GW:gravitational wave
[c] リヴィングストゥン:リビングストン、Livingston
[d] ライゴウ重力波天文台:LIGO observatory
[e] イタリア(Italia;伊):イタリー(Italy、英)
[f] ピーザ(英、伊):ピサ、Pisa
[g] ヴァーゴウ重力波天文台:Virgo Observatory
[h] マジェラン雲群:マゼラン雲群、Magellanic clouds
[i] イリドゥナス座:エリダヌス座、constellation Eridanus
[j] 電磁波天文台:electromagnetic wave observatory
[k] アインスタイン:アインシュタイン、Einstein
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