1999/01/17

NGC 1818:新しい球状星団

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説明:球状星団(Globular cluster)が複数、かつて天の川を支配していました。古い時代に戻ると、すなわち、私達の銀河が初めて形成されたころに戻ると、おそらく何千もの球状星団が、私達の銀河の中をさまよっていました。現在では、おそらく200個が残されています。長い期間をかけて、球状星団同士や銀河中心(Galactic center)と繰り返し、運命的な遭遇をすることによって、多くの球状星団は、破壊されました。残存している名残りは、地球のどの化石よりも古く私たちの銀河内にあるどんな他の構造物よりも古く、そして、宇宙自体もまだ未完成な時代に限定されます。私たちの天の川銀河には、新しい球状星団があったとしても、あまりありません。なぜなら 更に形成するための条件が満たされていないからです。しかし、近隣にある{大マジェラン雲銀河(大マゼラン銀河)}(LMC銀河:Large Magellanic Cloud galaxy)では、状況はほとんど違っています。上に画像掲載されているのは、そこにある"新しい"球状星団のひとつで、NGC 1818です。複数の観測結果が示すのは、それが形成されたのがたったおよそ4千万年前で、私たちのいる天の川にある球状星団の120億年に比べるとまさに昨日のことです。

 

明日の画像 キット・ピーク国立天文台

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