説明:すばるの輝く星々と四つの惑星、そして噴出する太陽プラズマのすべてがこの壮観な画像に捉えられています。それは宇宙にある太陽および太陽圏天文台(ソウホウ:SOHO)からのものです。視角15度幅の眺めの前景にあるのは、泡状の高温のプラズマで、{コロウナ(コロナ)}大噴出(CME)と呼ばれ、活発な太陽から噴出しています。太陽の位置と相対的な大きさは中央部の白い円で示されています。その他には肉眼で見える五つの惑星の内、4つが見えています。それは、惑星配列のお陰ですが、世界が破壊されることはありません。背景にあるのは遠方の星々と有名な{プリアディーズ(プレアデス)}星団(すばる)で、夜空に輝いている時も同じく、肉眼で容易に見ることができます。これらの見慣れた天体までの距離は太陽が1億5千万キロメータあり、水星、金星、木星、そして土星が太陽から夫々、およそ0.58億、1.1億、7.8億,そして14億キロメーター離れています。そして、プリアディーズ星団は、たったの3800兆キロメーター(400光年)です。ソウホウ自体は惑星地球の太陽側にあり、地球から150万キロメーターところを周回しています。この画像はソウホウに搭載された広角分光コロナグラフ(ラスコウ:LASCO)装置によって、世界標準時5月15日10:42に記録されました。
明日の画像:地平線近く |