2001/06/02

パルサー・パウワーの蟹

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The Pulsar Powered Crab
Credit J. Hester and P. Scowen (ASU), NASA

説明西暦1054年の夏に、おうし(牡牛)座にある一つの星が突然、満月程の明るさなったと中国の天文学者によって報告されました。ゆっくり消えながら、それは一年以上見えていました。壮烈な超新星爆発、すなわち重い星の爆発で、その残骸は、現在、{かに星雲(a)}として見えており、この出現の原因であると現在、理解されています。この星の中心核は、つぶれて自転する中性子星、すなわちパルサーを形成しました。それは、最も奇妙な天体であると現代天文学者たちに知られています。宇宙の灯台のような自転する”かにパルサー"は、電波、可視光、及び{ギャンマ線(b)}の{エナジー(c)}・ビームを発生しています。それらは、その名が示すようにパルスを発生し、私達の眺めの中を素早く通り過ぎます。{ハボル宇宙望遠鏡(HST)(d)}で1995年に撮影された、すばらしい一連の可視光画像を使って、天文学者たちは、壮烈なパルサーをエナジー源とする動きをかに星雲の中に発見しました。このHSTのかに星雲の"動画"ハイライトとして表されているのは、光の速度の半分でパルサーから去って行く複数の物質の束と、きらめく暈、及び、パルサーの極の上で妖精のように踊っている強い放射の塊です。パルサーは、幅がたった10キロメーターでも太陽よりも重く、そのエナジーは、差し渡し10光年以上ある星雲自体の動きや、放射を引き起こしています。

 

明日の画像GRB交響楽

運営

(a) かに星雲:蟹星雲、Crab Nebula
(b) ギャンマ線:ガンマ線、gamma-ray
(c) エナジー:エネルギー、energy
(d) ハボル望遠鏡:ハッブル望遠鏡、Hubble Telescope
 3 2001 June 2 September 5, 1998 May 31, 1996