説明：今日、少数の幸運な人々は、"炎の環(ring of fire)"を見ことでしょう。それは、月による太陽の金環食(annular eclipse)の中心の眺めに付けられた名前です。この日食のピーク時には、太陽の中央がなくなるように見えることでしょう。そして、暗くなった月が明るく輝く太陽に取り囲まれているように見えることでしょう。しかし、これが見えるのは、太平洋を横切る道一本の道からだけです。東{エイジア(アジア)}や北米西部を含むほとんどの場所、ほとんどの時間では月が太陽をひとかじりしたように見えるだけです。東エイジアでは6月11日の朝に朝日が部分日食となって見えるでしょう。同時に北米の多くで同じ日食となった太陽が6月10日に沈んで行くように見えるでしょう。日食の間でも太陽を直接見ないことは、忘れないでください。金環食が皆既日食(total eclipse)の代わりに起こるのは、月が地球を巡る楕円軌道の遠い部分にある時です。次の太陽の金環食が起こるのは、2003年5月に起こるでしょう。皆既日食は今年12月初めに起こるでしょう。上に写真掲載されたのは、壮観な金環食で、1992年1月にヤシの木々の背後に撮影されました。