説明:ハッブル宇宙望遠鏡は、月面のアポロ月着陸船が写っている画像を撮れるでしょうか?直径2.4メーターの鏡でハッブルが 、月までの距離およそ40万キロメーターにある解像できる最小の物体は 、およそ差し渡し80メーターです。そのため地球低周回軌道からは、ハッブルの鮮明な画像でさえも、複数の着陸地点に残してきたアポロ月着陸船降下段は 、差し渡し数メーターなので、写りません。ハッブルの十倍以上の宇宙望遠鏡ならできるかも ・・・または月に近い軌道上なら、もっと小さい望遠鏡でもできます。 事実、この画像が解像しているのは、まさにアポロ17号の月着陸船チャレンジャーと その影が月の晴れの海 にあるトーラス・リトゥロー渓谷の{クレイタ(クレータ)}の底に射し ているところです。この写真が撮影されたのは、1972年にアポロ17号司令船アメリカからで 、月面の上空およそ100キロメーターを周回しています。{撮影範囲}は、幅約1.1キロメーターの領域です。サウスウエスト調査研究所のダン・デュルダ氏が製作したウェブサイトを使うと、アームチェアに座った宇宙飛行士として 、軌道上から見たこれやその他5箇所のアポロの月着陸地点を探査することができます。
明日の画像:深宇宙域:続編 |