2004/03/05

いっかく獣座V838星:銀河の端からエコウ

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説明:変光星いっかくじゅう座V838星があるのは私達のいる天の川銀河の端近くです。そこは、太陽からおよそ2万光年のところです。突然の爆発が検知された2002年1月以来、依然として、この不可解な星は天文学の舞台の中心を占めています。一方、研究者たち星の進化の図のどこに合うのか理解しようとしています。この星のきらめきからの光がいっかくじゅう座V838星の周りに、前からあった複数の塵の殻のいたるところでエコウを起こしています。それにつれて、その姿は劇的に変化します。鮮明な写真がハッブル宇宙望遠鏡の先進探査写真機によって、2月に撮影されました。その写真のひとつの中に表されたこの塵の殻の一部はおよそ直径が6光年あります。しかし、塵から反射された光は星までまっすぐ見た視線に比べ、わずかに外れた道をたどっています。そのため、現在見える光のエコウは爆発自体に対しおよそ2年程わずかに遅れています。天文学者たちが期待しているのは、この広がりつつある複数のエコウがいっかくじゅう座V838星の塵の多い環境を、現十年間の残りの間は、少なくとも照らし続けることです。

2003 December 5
2003 March 27
2002 October 3

明日の画像N49

APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎

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