2004/08/13

日本上空のパーシアス座流星群

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説明:早朝の空に明るい月がいないことを楽しんでいる世界中の観測者たちが報告してきたのは、今年の{パーシアス(ペルセウス)}座流星雨(1)(Perseid meteor shower)期間中の美しい眺めです。予想されたように、最高頻度はおよそ、毎分一個の流星でした。ほとんどのパーシアス座流星群はほのかなものでしたが、この明るく輝く多彩な火球流星が、きらめいて日本上空(5)を通過したのは、日本標準時、8月12日、3時17分頃です。右上で終了したこの流星の光跡が、指し示す、左下の方向は、この流星雨の放射点(radiant point)で、パーシアス座{キャシオピア(カシオペア)}座(3)の間にあり、この写真では前景の塔の建物(2)のすぐ上に見えます{プレアディーズ(プレアデス)}星団(4)もこの流星の光跡の下によく見えています。パーシアス座流星雨の流星の元は、{スウィフト-タトゥル(スイフト-タットル)}彗星の航跡からの塵の粒子にさかのぼることができ、それらはおよそ秒速60キロメーターの速さで大気に衝突しています。この一年周期の流星雨のピークはもうきて、過ぎてしまいましたが、パーシアス座流星群は、今後数夜にわたり、依然見えるはずですが、率は大幅に減少します。

 

明日の画像メッセンジャーの光跡

APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎

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