2005/11/30

馬頭星雲の複数の反射

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Reflections on the Horsehead Nebula
Credit & Copyright: Daniel Verschatse (Antilhue Observatory)

説明:恒星風と放射によって削られた、壮大な星間塵の雲の一つが偶然に、この分かりやすい形を装っています。馬頭星雲(1)(Horsehead Nebula)とふさわしい名を付けられたそれは、およそ1500光年の距離にあり、広大な{オライオン(オリオン)}雲複合体(Orion cloud complex)の中に埋め込まれています。およそ、5光年の"高さ"のあるこの暗黒星雲は、バーナード33(Barnard 33)として登録されており、見えている唯一の理由は、光を遮る塵が赤く光る発光星雲(emission nebula)IC434を背景に影絵となっているからです。対照的に青い反射星雲(reflection nebula)NGC 2023が、左下に見えています。この華麗な色彩画像の中で、馬頭星雲(2)とNGC 2023の両方は、上方から照らす複数の光線が当っているように見えます。しかし、それらの光線は、実際には、明るく輝く恒星オライオン座シグマ星(Sigma Orionis)からの複数の{レンズ}内反射であり、その星は、この眺めの上端から僅かに外れたところにあります。

 

明日の画像:ソウホウは10歳

APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
 

運営

(1)

 日本惑星協会>イメージライブラリーハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙 >2001年5月 >人気の高い馬頭星雲から

(2)

 同上>ホットトピックス・バックナンバー>2002年2月13日>最強の光学望遠鏡が撮影した最高の馬頭星雲の姿から

(3)

 星ノ落トシ物>星のマメ知識>Ⅲ: 星の呼び方 から
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