2006/07/26

白色小星へびつかい座RS星からの複数の爆発

最新

See Explanation.  Clicking on the picture will download
 the highest resolution version available.

Explosions from White Dwarf Star RS Oph
Illustration Credit & Copyright: David A. Hardy & PPARC

説明:壮烈な複数の爆発が起こり続けているのは、へびつかい(蛇使い)座RS星(RS Ophiuchi)と名づけられた連星系の中です。20年かそこら毎に、赤色巨星(red giant star)がその伴星である白色{小星}(white dwarf star )の上に投げ捨てている水素ガスの量は、きらめくような熱核爆発(thermonuclear explosion)を白色小星の上で起こすのに十分なものです。およそ2000光年の距離にある、その結果として起こる複数の新星(nova)爆発は、へびつかい座RS星系を、非常に大きな率で明るくさせ、肉眼でも見ることができます。赤色巨星は、上の図の右側に描かれており、一方、白色小星は、左側にある明るく輝く降着円盤(accretion disk)の中央にあります。これらの星は互いに周回し合いながら、巨星から白色小星に一本の流れとなってガスが移動しています。天文学者達の推定によると、今後10万年以内のいつか、十分な量の物質が白色小星の上に蓄積され、{チャンドゥラセイカー(チャンドラセカール)}限界(Chandrasekhar Limit)を超え、その結果、超新星(supernova)として知られている、かなりもっと強力で、かつ最終的な爆発を引き起こすことでしょう。

検索

明日の画像:泡立つ銀河

APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
 

運営