2006/10/13

ハッブル・スウィープス域

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説明:私達のいる天の川銀河の中心方向にある、この混み合った星域は、私達の太陽系以外の惑星を探すためには、重要な場所であると 分かります。事実、この星域にある、およそ18万個の星々を1週間以上にわたり繰り返し画像化することで、ハッブル宇宙望遠鏡は、天文学者達が"いて座の窓・食による太陽系外惑星探査(2)(スウィープス)"(SWEEPS:Sagittarius Window Eclipsing Extrasolar Planet Search)を行うのを可能にしました。彼らの探査で探されるのは、わずかな周期的な明るさの低下で、それは大きな惑星がその親星を覆い隠(食)したり、横切ったり({恒星}面通過)することで起こります。そのような食を見つける機会は 、ほんのわずかなので、できるだけたくさんの星々を調べることは、絶対的に有利なことでした。結局、スウィ−プスの科学者たちが発見したのは、16個の候補となる恒星(この切り取られた画像内に緑色の円で11個を識別)で、おそらく、大きな木星規模の惑星が数日かそれ以下の周期で公転しています。大きな惑星がその恒星のかなり近くを公転しているので、"熱木星(ホット・ジュピター(1)hot Jupiter)"と名付けられています。将来予定されている{ナサ(NASA)}の特別探査任務である、ケプラー(Kepler)では、地球規模の惑星を探査する{恒星}面通過技法(transit technique)の拡張が意図されています。

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APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
 

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