2006/10/19

銀河と会合するスワン彗星

最新

説明:10月9日に撮られたこの宇宙の写真の特徴は、スワン彗星(1)(Comet SWAN)の美しい青緑の{コウマ(コマ)}で、北の星座であるりょうけん(猟犬座)にある渦状銀河NGC 5005と上手く配置されています。そのとき、この彗星(3)(中央)は最も近い前景にあり、惑星地球からの距離はほんの9光"分"で、伴っている銀河は、たっぷり6千万光"年"以上離れています。鳥{の白鳥(スワン)}と実際には関係ない、スワン彗星(C/2006 M4)がそう命名されたのは、太陽を凝視するソウホウ(SOHO)宇宙船に搭載されたスワン(太陽風異方性検出、SWAN:Solar Wind ANisotropies)写真機からの画像デイタの中で初めて見つけられたからです。太陽を回って来つつある、この彗星は星間宇宙に向かっていますが、10月24日に地球に初めて最接近することでしょう。双眼鏡で北半球の観測者の方々は、そのとき、北西の地平線の上、早い夕空にある北斗七星(2)(大柄杓)の柄近くにこの彗星を見つけられます。

検索


明日の画像:
宇宙のエビ

APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
 

運営

(1)

 吉田誠一のホームページ>天文>データベース>彗星カタログ>2006年10月14日>スワン彗星 (C/2006 M4) から

(2)

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 北斗七星 から

(3)

 国立天文台トップページ一般向け情報 >詳細天文の情報>過去の天文現象 >「謎の彗星見えるかな?」キャンペーン (シュヴァスマン・ヴァハマン第3彗星) >彗星とはから