2007/02/15

惑星状星雲NGC 2440

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説明:惑星状星雲(1)(Planetary nebula)NGC 2440(3)は、宇宙から見たこの素晴らしい眺めの中で、興味をそそる蝶ネクタイ(bow-tie)の形をしています。この星雲は、死につつある、太陽規模の恒星によって投げ捨てられた物質から構成され、その星は、星の進化の白色{小星}段階に入っています。驚くほど複雑な構造の詳細が、NGC 2440の内部に表されており、その中に含まれるのは、密度の高い複数の尾根状になった物質で、この星雲の中心にある星から後方へ吹き飛ばされています。この眺めの中央近くにある星自体は、最も熱いと知られる星のひとつで、およそ20万ケルビン(kelvins)の表面温度を持っています。惑星地球から、航海の星座、とも(艫座(2))の方向におよそ4000光年離れている、この星雲は、1光年を超える幅があり、中心にある星からの紫外線光によって、活発化されています。この代替色の画像が記録されたのは今月初めで、ハッブル宇宙望遠鏡の広域・惑星写真機2型(WFPC2: Wide-Field Planetary Camera 2)が使われ、先進探査写真機(Advanced Camera for Surveys)の故障後でも、依然印象的な画像化能力を実証しています。

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APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
 

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(1)

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(2)

 同上>とも座から

(3)

 Subaru Telescope, NAOJ> すばるギャラリー > 超高感度ハイビジョンカメラによる天体画像 から