2007/09/05

4万7千フィートから見た、ぎょしゃ(馭者)座流星群

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説明:9月1日にぎょしゃ(馭者)座流星群(3)(Aurigid meteor)が空を満たしましたが、この歴史的にあいまいな流星雨出現の革新的な予測が続けられた結果でした。この予測は、フィンランドのエスコ・ライチネン(Esko Lyytinen)氏と{キャラフォーニア(カルフォルニア)}工科大学のジェレミー・ヴォウバイロン(Jeremie Vaubaillon)氏との仕事の中で、セティ(2)研究所(SETI Institute)のピーター・ジェニスキンズ(Peter Jenniskens)氏によって行われました。天文学者達がこの出現を観測する専用の任務で高度4万7千フィートを飛行して、画像データ収集し、ぎょしゃ(馭者)座(1)流星群の明るく多彩な光跡のこの組み合わせ画像となりました。この流星雨のと考えられているのは、キース(Kiess)彗星(4)で、内部太陽系の中を素早く移動したのは、約2000年前で、1911年にも再びありました。太陽の放射圧によって外側へ押出された、この彗星の尾からの塵が地球の軌道の方向へ漂い、2007年の出現を作り出しましたが、それは、1935年、1986年、及び1994年に記録されたぎょしゃ(馭者)座流星群の出現と同様でした。もちろん、この流星雨の放射点(radiant point)は、名前の元となった星座ぎょしゃ(馭者)座(二輪戦車を駆る人)の中にあります。

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APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
 

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(1)  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』> ぎょしゃ座 から
(2)  同上>地球外知的生命体探査 から
(3)  AstroArts>天文ニュース>2007年8月 >2007/08/20>「異質の流星」に注目、9月1日にぎょしゃ座流星群が突発出現の可能性 から
(4)  吉田誠一のホームページ>データベース>流星群カタログ>ぎょしゃ座α  から