2008/02/25

大型ハドゥロン衝突型加速器の始まり

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説明: なぜ、物は質量を持っているのでしょうか?それの発見を支援するため、欧州の{サーン(セルン(2)CERN)}が建設したのが、大型{ハドゥロン(ハドロン(1))}衝突型加速器(LHC(7)Large Hadron Collider) であり、人類がこれまでに作りだした最も強力な粒子加速器(particle accelerator)です。今年5月に、LHCが開始を予定しているのは、かつてない衝突速度で陽子を互いに粉砕させることです。LHCが探査することになるだろう先進的な解釈とは、他では目には見えないが広く存在する事実上(virtual)のヒッグス粒子(Higgs particles)の場(field)の中を"重い足取りで進行"する通常粒子から質量が生じるというものです。高{エナジー(エネルギー)}の粒子衝突が実在する{ヒッグス-ボウソン(ヒッグス-ボゾン(3)Higgs bosons)}を作り出すなら、質量生成のヒッグス機構(8)(Higgs mechanism)が支持されるかもしれません。LHC(6)がまた、探す予定なのは、マイクロ・ブラック・ホール(micro black holes)、磁気単極子(5)(magnetic monopoles)、及びわれわれが周りで知っているあらゆる種類の素粒子(fundamental particle)がほとんど目には見えない超対称性(4)(supersymmetric)の対称物を持っている可能性を探査します。 LHC@Homeプロジェクトでは、LHCの科学者たちが保存されたLHCのデイターからこれらの不思議な"獰猛なもの達"を探すことを誰でも自宅のコンピュータで支援可能にしています。上に掲載された写真では、人が巨大な{アトゥラス(アトラス)}検出器(9)(ATLAS detector)の前に立っており、それはLHCに接続された6基の検出器の一つです。

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明日の画像:硫黄の多い金星

APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎

 

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(1) フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』> ハドロン から
(2) 同上>欧州原子核研究機構 から
(3) 同上>ヒッグス粒子 から
(4) 同上>超対称性 から
(5) 同上>磁気単極子 から
(6) 同上>大型ハドロン衝突型加速器 から
(7) KEK:高エネルギー加速器研究機構 > News@KEK > ニュース > 2002年3~4月>最極微の世界に迫るLHC計画(1)  から
(8) LHC-ATLAS実験と東大素粒子センターの役割>1.素粒子物理の目指すもの>粒子の質量を与える仕組み から
(9) 同上>2.LHC-ATLAS実験> 検出器--最先端技術の結晶 から
  2011 December 18