説明:{フィーニックス(フェニックス)}着陸船の脚端部(footpad)は、およそ食器の大皿の大きさがあります。三つ{ある脚端部}のうちのひとつが右側に示されており、5月25日(日本時間5月26日)に赤い惑星への軟着陸に成功したのちに火星の土壌で覆われています。驚くべきことに、左の写真枠の画像は、降下段階のこの宇宙船で、火星偵察軌道船(1)(Mars Reconnaissance Orbiter)に搭載されたハイライズ(2)(HiRISE:High Resolution Imaging Science Experiment)写真機によって撮られました。それは、別の惑星の表面に降下中の宇宙船の初めての画像です。火星上空750キロメータから撮られた、この写真に示されているのは、広げられた幅10メーターのパラシュートの下につりさげられたフィーニックス(Phoenix)で、背景はかなり暗い火星の表面です。この着陸船はまだ、その保護用の背部外殻(backshell)に取り付けられています。フィーニックスはその後、高度1万2600メーターでパラシュートを外しました。着陸速度を更に減らすために複数のロケットを使い、フィーニックスは現在、北緯およそ68度の火星の北極領域に静止しています。
明日の画像:???
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA) |
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