説明:太陽が暗くなって消える直前に、何か変わったことが起こります。皆既日食(3)(total solar eclipse)で月が動いて太陽を完全に覆うとき、月の縁の周りに、明るく輝く太陽光線からなる数珠状のものが連なります。この効果は、{ベイリーの数珠(ベイリービーズ)}として知られ、1836年にこの現象に注意を促したフランシス・ベイリー(1)(Francis Baily)にちなんで名付けられています。ベイリーの数珠(Baily's beads)の数と明るさは、予測できないのが常でしたが、今日では月の地図がかなり良く作られているので、ベイリーの数珠に関わる大体の地形が予期されます。一つの数珠玉が優位であるとき、それはダイアモンド・リング効果(diamond ring effect)と呼ばれ、典型的には、皆既になる直前に見られます。上に写真掲載された、一連の画像が記録したのは、{ラッシャ(ロシア)}の{ノヴァサビアスク(ノヴォシビルスク)}(2)(Novosibirsk)から見えた最近の皆既日食を時間経過とともに取り囲むベイリーの数珠です。一連の画像全体は右にスクロールすると見ることができます。皆既食の終了時には、太陽が月の背後から現れる時に、ベイリーの数珠が再び見えるかもしれませんが、今度は、月の反対側{の縁}です。
明日の画像:ガスのほうき
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(USRA) |
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(1) | フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>フランシス・ベイリー から | |
(2) | 同上>ノヴォシビルスク から | |
(3) | 国立天文台>イベントとお知らせ>2009年7月22日皆既日食の情報 から | |
2012 November 11 2008 August 18 |