説明:太陽系外縁で新たに発見された天体は、反・冥王星(anti-Pluto)のように運行します。{90482オーカス(90482オルクス(1);90482 Orcus)}は、2004年に初めて発見され、冥王星よりすこし小さいですが、それでも知られている最大級のカイパーベルト天体(2)(Kuiper belt objects)の一つです。オーカスはいつか、冥王星(3)と同じIAUの名称:準惑星(4)(dwarf planet)を持つかもしれません。オーカスと冥王星は、似た軌道を持ち、すなわち、各々ほぼ同じ遠日点距離と近日点距離に達し、それぞれが周回するのは似た形の楕円上で、それぞれの楕円軌道は、他の複数の惑星に対しておよそ同じ角度で傾いています。海王星の大きな質量によって、海王星が3周する毎にそれぞれは2周太陽を周回します。しかし、オーカスが、反・冥王星のようであるのは、これら二つの天体がいつもお互いに離れて太陽系の反対側にいるからです。オーカスは、{上の}これら発見写真コマの中央近くにある点として見つけられ、最上部から下へ少し移動しています。来週末まで、オーカスの発見者達は、その新たに発見された月の命名に助けを求めています。
明日の画像:星雲と星団
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
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