説明:反対側の土星の環(2)の面が現在、直接太陽に照らされています。過去15年間、南側の土星とその環が、直接照らされていましたが、8月にあった土星(4)の"分点"(Saturn's equinox)以来、向きが逆になりました。上は先月撮影されたもので、土星を周回中の自動化されたカッシーニ宇宙船(Cassini spacecraft)が、巨大惑星とその壮大な複数の環を"分点"の後、まもなくして捉えました(3)。ほぼ背後から画像化された、土星とその月{ティーディス(テティス(1);Tethys)}がそれぞれ見せているのは、カッシーニに対する細く欠けた相で、地球からは見ることができません。複数の環は、ほぼ太陽の方向を指し続けているので、土星の環の細い影だけが、惑星の中心を横切っているのが見えます。しかし、土星の環を詳しく調べると示されるのは、{スポウク(スポーク;spokes)}として識別される重なった明るい特徴で、非常に小さな荷電した氷の粒子群であると考えられています。スポウクの特性と変動は、完全には理解されておらず、研究課題のままです。
明日の画像:ハッブルと回転花火
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
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(1) | フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 >(テティス (衛星)) から | |
(2) | 国立天文台>イベントとお知らせ>土星の環の消失現象 から | |
(3) | NASA - JPL Solar System Simulator> View of (TETHYS) from (CASSINI)(2009/10/11 3:30)UTC (5)degrees field of view から | |
(4) | 同上>View of (Solar System) from (above)(2009/8/11 0:00)UTC (20)degrees field of viewから | |