説明:地球から遠く離れて、全天を見まわすことができたら、何が見えるのでしょうか?それこそがアクソル・メリンジャー(Axel Mellinger)氏の全天・天の川パノラマ2.0プロジェクト(All-Sky Milky Way Panorama 2.0 project)の目的です。上に表されたのは、その結果で、3000を超える画像をディジタル的に編集したもので、これまでに作り出された全天の夜空の最高解像度のディジタルパノラマを構成しています。5億以上の画素を特徴とする、対話型ズーム版(interactive zoom version)は、こちらで見つけることができます。肉眼で見ることのできるあらゆる動かない天体が画像化されており、含まれているのは、あらゆる星座、あらゆる星雲、およびあらゆる星団です。さらに、何百万もの個々の星々もまた見ることができ、それは、私達のいる天の川銀河内にあるすべてと人が見えるものよりも千倍も微光なたくさんのものです。塵からなる暗黒の繊維状のものが、私達のいる天の川銀河の中央部の帯を飾っており、画像中央部を横切って見ることができます。付随銀河である大・小マジェラン雲(Large and Small Magellanic Clouds)が右下に見えています。メリンジャー博士がそのようなプロジェクトを行ったのは、これが初めてではなく、彼の最初の全天・天の川パノラマ・プロジェクトの成果は、写真用フィルムを使用して撮られ、こちらで見ることができます。
明日の画像:星雲
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
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