説明:三千光年離れたところで、死につつあるひとつの星が複数の輝くガスの殻を脱ぎ捨てています。ハッブル宇宙望遠鏡からのこの画像に表されているのは、キャッツアイ星雲(4)(Cat's Eye Nebula(3))で、最も複雑な惑星状星雲(1)(planetary nebulae)として知られているもののひとつです。事実、キャッツアイ{星雲}の中に見える複数の特徴は、非常に複雑なので、この明るい中心の天体は実は、連星(2)系(binary star system)であるかもしれないと天文学者達は思っています。惑星状星雲という用語は、一般的なこの型の天体を表すのに使われますが、誤解をあたえるものです。小さな望遠鏡では、これらの天体は、円く、惑星のように見えるかもしれませんが、複数の高解像度の画像に表わされているそれらは、星の進化の末期の段階に吹き飛ばされたガスの繭に囲まれた星々なのです。
明日の画像:棒渦状銀河
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
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