説明:{ビートゥルジュース(ベテルギウス(1);Betelgeuse)}は、本当に大きな恒星です。もし、私達の太陽系の中心に置かれたならば、それは木星の軌道を越えるでしょう。しかし、太陽を除くすべての恒星のように、ビートゥルジュースはかなり遠くにあるので、大きな望遠鏡でさえも、普通は、単一の光の点として見えます。とはいえ、赤外線波長で干渉計(interferometry)を使っている天文学者達は、ビートゥルジュースの表面を解像することができ、この赤色超巨星(3)(red supergiant)の画像を再構成しました。その興味を引く写真が表しているのは、二つの大きな恒星の斑点です。それらの斑点がもしかして表しているのは、この巨星の表面下から上昇している壮大な対流セル(convective cells)です。それらが明るいのは、その他の表面よりも高温だからですが、二つの斑点と表面は、太陽よりも低温です。{オライオン座アルファ星(オリオン座(2)アルファ星;Alpha Orionis)}としても知られている、ビートゥルジュースは、およそ600光年離れています。
註:エイポッドの編集者の一人が、2009年の天文写真を論評する予定で、
1月8日金曜日、ニュー・ヨーク市アメリカ自然史博物館(American
Museum of Natural History)において、
ニュー・ヨーク・アマチュア天文学者協会が主催します。
明日の画像:宇宙の食事
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
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2010 January 6 |