説明:近隣の天の川銀河のこのすばらしい塵のつづれ織り状のものを形作っているのは何でしょうか?確かなことは誰もわかりません。上に表された、この複雑な構造が、最近、新たな詳細さで解像されたのは、天空の幅広い領域の中で、欧州宇宙機関(European Space Agency)のプランク衛星(1)(Planck satellite)による遠赤外線光で画像化されました。上の画像は、三つの赤外線色をディジタル的に融合したもので、二色はプランク衛星により高解像度で撮られ、一方その他は、もっと古い画像で、現在はない{アイレイス衛星(アイラス衛星(2);IRAS satellite)}によって撮られました。これらの色彩で天空を占めているのは、地球からたった500光年以内にある、かなり低温のガスのかすかな輝きです。上の画像の中で、赤に対応するのは、絶対零度から10{ケルヴィン(ケルビン;Kelvin)}ほどの低い温度であり、一方、白に対応するのは、40ケルヴィンほどの温かいガスです。この画像の下部を横切る桃色の帯は、私達の銀河の平面部に留められた温かいガスです。明るく輝く領域が典型的に保持しているのは、複数の濃い分子雲で、それらはゆっくりとつぶれて星を形作りますが、比較的微光の領域は、最も普通に散乱する星間ガスと塵で、シラス(cirrus)として知られています。これらの領域が、大小両方の尺度で分かち合っている、複雑な繊維状の形状をしている理由は、研究課題のままです。塵の起源と発達に関する将来の研究は、太陽系のような惑星を持つ恒星系がどのように生まれてきたのかを理解するのと同様に、私達の銀河の最近の歴史を理解することに役立つかもしれません。
明日の画像:復活した太陽
APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル(UMCP)
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