2014/04/22
エル・ゴルド巨大銀河団 最新

説明:それはブレッド・ボックスより大きいです。事実、それは全ブレッド・ボックスを寄せ集めたよりもかなり大きなものです。銀河団ACT-CL J0102-4915は、最も大きく、かつ、最も重いと知られている天体の一つです。"エル・ゴルド(a)"と名付けられた、この70億光年(z = 0.87)離れた銀河団は幅が、およそ700万光年あり、1兆個の太陽の質量をもっています。エル・ゴルド上の画像は、組合せ画像であり、構成するのは、{ハボル宇宙望遠鏡(b)}からの可視光画像、高温ガスを桃色で表わす{チャンドゥラX線宇宙天文台(c)}からのX線画像、及び{未知物質(d)}の最もありうる分布を青色で表わすコンピュータ生成図で、背景銀河群の重力レンズのゆがみから計算されたものです。明るく輝く点はほとんどすべては、銀河です。青く示された未知物質の分布が示すのは、この銀河団が、二つの大きな銀河団間の衝突の中間段階にあることです。この画像を注意深く調査すると明らかになるのは、一つのほぼ垂直になった銀河であり、特異に長く見えています。あの銀河は実は背景のかなり遠くにあり、この重い銀河団の重力レンズ作用によってその像は引き伸ばされています。

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APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU),ジェリー・バーンニル 
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
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(1) AstroArts > 天文ニュース > 2014年4月 > 2014/04/08>天の川銀河3000個分 巨大質量銀河団「エルゴルド」 から
(a) エル・ゴルド:El Gordo
(b) ハボル宇宙望遠鏡:ハッブル宇宙望遠鏡、Hubble Space Telescope 
(c) チャンドゥラX線宇宙天文台:チャンドラ天文台、Chandra Observatory
(d) 未知物質:暗黒物質、dark matter
(m) 動画