< | 2018/03/22 | > |
暦 | NGC 253:塵の多い島宇宙 | 最新 |
説明:{輝くNGC 253銀河[a]}は、眼でみることができる最も明るい{渦状銀河[b]}のひとつで、そして、最も塵の多いひとつでもあります。一部の方々はそれを小型の望遠鏡で見たその姿から{"シルバー・ダラー銀河"[c]}と呼び、あるいはその所在位置が南天の星座、ちょうこくしつ座の境界内にあるため、単に、{ちょうこくしつ座銀河[d]}と呼びます。1783年に、数学者でありかつ天文学者である{キャロライン・ハーシャル[e]}によって発見された、この塵の多い島宇宙は、ほんの1千万光年しか離れていていないところにあります。差し渡しがおよそ7万光年あるNGC 253[1]は、{ちょうこうしつ座銀河群[f]}の中で最大の銀河であり、この銀河群は、私達のいる{近隣銀河群[g]}に最も近いところにあります。複数のその渦状の塵の筋に加えて、塵からなる複数の巻きひげ状のものが、一つの銀河円盤から上昇しつつあるように見え、この鮮明な色彩画像内では複数の、星団や星の形成域がその銀河円盤を飾っています。この高含有量の塵が引き起こしているのは、すざましい勢いの星の形成であり、そのため、NGC 253[2]が得ているのは、{爆発的星形成銀河[h]}という名称です。NGC 253が同様に知られているのは、{高エナジーのX線とギャンマ線[ij]}の強力な発生源としてで、おそらく原因はこの銀河の中心[3]にある複数の重い{ブラック・ホウル[k]}です。NGC253の近くを飛ぶ、この短い動画[v]の中で、{系外銀河空間[l]]の中をいく旅をしてください。
検索 |
明日の画像:蟹のいとこ APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU)、ジェリー・ボネール(UMCP) APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎 |
運営 |
ランダム・エイポッド | ||
[1] | AstroArts>アーカイブ>2010年>10> 2010年10月21日> WISEが赤外線で見たスターバースト銀河から | |
[2] | ALMA>トピックス>最新情報 >過去のニュース>2013年>2013.07.25> 観測成果:爆発的星形成の終焉 から | |
[3] | 国立天文台>ニュース> 研究成果 >研究成果>2017年> 2017年11月 6日>スターバースト心臓部で見えてきた熱い“分子の密林” から | |
[a] | NGC:New General Catalog of star clusters and nebulae、星団と星雲に関する新総目録、新一般目録 | |
[b] | 渦状銀河:渦巻き銀河、spiral galaxy | |
[c] | シルバー・ダラー銀河:一ドル銀貨銀河、Silver Dollar Galaxy | |
[d] | ちょうこくしつ座銀河:ちょうこくしつ銀河、彫刻室座銀河、Sculptor Galaxy | |
[e] | キャロライン・ハーシャル:カロライン・ハーシェル、Caroline Herschel | |
[f] | ちょうこうしつ座銀河群:ちょうこうしつ銀河群Sculptor Group of Galaxies、Sculptor Group | |
[g] | 近隣銀河群:局部銀河群、Local Group of Galaxies | |
[h] | 爆発的星形成銀河:スター・バースト銀河、starburst galaxy | |
[i] | エナジー:エネルギー、energy | |
[j] | ギャンマ線:ガンマ線、gamma ray | |
[k] | ブラック・ホウル:ブラック・ホール、black hole | |
[l] | 系外銀河空間:extragalactic space | |
[v] | 動画 | |
他言語版 | cs | en-GB | fr | gl | zh | | ||
6 2024 February 15 2020 April 14 2018 March 22 2016 November 3 2014 July 26 2011 December 20 2009 November 21 2006 April 21 2003 May 25 2003 March 16 December 9, 1998 November 2, 1996 |