2019/05/13
へびつかい座ロウ星を囲む広域 最新

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Image Credit & Copyright: Mario Cogo (Galax Lux)

説明:この彩り豊かな複数の雲が囲んでいるのはへびつかい座ロウ恒星系であり、それが構成するのは、最も近くにある、恒星の形成域[a]のひとつです。へびつかい座ロウ星自体は、連星系の一つで、この画像中央のすぐ左側にある青い反射星雲の中に見えています。この恒星系があるのはたった400光年しか離れていないところで、その多色の複数の取り囲むもので識別されます。その中に含まれるのは、ひとつの赤い発光星雲とたくさんの明暗の茶色の塵の筋です。このへびつかい座ロウ星分子雲系の左下近くにあるのが、黄色い恒星、アンテリーズ[b]です。一方、遠く離れていますが、偶然重なって見えているのが球状星団M4であり[c]、アンテリーズのすぐ右側に見えています。画像最上部近くにあるのが、IC 4592、青い馬頭星雲です[d]。その青い輝きが取り囲んでいるのは、青い馬頭星雲の目と、その像の周りにあるその他の星々です。それは、ひとつの反射星雲で、細かな塵で構成されています。この主役となった画像の右側にあるのが、幾何学的な角度(直角)に曲がった反射星雲で、シャープレス1登録されています[e]。ここでは、塵の渦の近くある明るい恒星が、周りの反射星雲の光を作り出しています。これらの特徴のほとんどは、へびつかい座さそり座及びいて座の方角に向けられた、小型の望遠鏡で見ることができますが、上で主役になった様な、複数の塵の渦の細かな詳細部を観る唯一の方法は、長時間露出写真機を使うことです。

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APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU)、ジェリー・ボネール(UMCP)
APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎
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  ランダム・エイポッド
[t] (1)へびつかい(蛇遣い)座ロウ星[Rho Ophiuchi <English>]
(2)へびつかい座ロー星[<慣>]
(3)へびつかい座ρ星[<慣>]
(4)ロウ・オウフィユーキ[Rho Ophiuchi <English>]
[a] (1)恒星の形成域[star forming region]
(2)星形成領域
(3)星の形成域
(4)星の形成領域[<慣>]
[b] (1)アンテリーズ[Antares Antares <English>]
(2)
アンタレス[Antares <English(UK)>][<慣>]
[c] (1)エム(メシエイ天体)  [M<English>] [Messier <French>] [Messier <English>]
(2)M(メシエ天体)[<慣>]
M4:メシエイ目録(星雲と星団に関する目録)の4番目に掲載されている彗星ではない天体
[d] 1)IC (アイシー:インデックス目録、星雲と星団のインデックス目録) [IC(Index Catalog、Index Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars) <English>]
(2)インデックス・カタログ [<慣>]
(3)インデクス・カタロウグ [Catalogue <English>]
(4)インデクス・キャタロウグ [Catalog <English>]
 IC 4592:NGCを補遺するために、ジョン・ドレイヤーによって作られた星団や星雲、銀河を収載した天体目録の4592番として登録された天体
[e] シャープレス [Sharpless(Sh) Sharpless[v@10s] <English>][<慣>]
Sharpless 1(Sh1): シャープレス天体目録の1番目に登録された天体
[v] 動画
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