説明：上に掲載した画像は、2017年8月21日の米国・皆既日食を撮った動画の一コマで、アメリカ合衆国、ネブラスカ州にあるグランド・アイランドのサックズ湖/公園[1]で撮影されたものです。その動画に、皆既日食終了後のダイアモンドリングとなった太陽をかすめるように通過する飛翔体が記録されていることに、日本に戻ってから気づきました。上の画像上でクリックすると切り取った7秒動画が表示されます。（記録された笑い声と同時に右下から左上へ太陽の右上を通過します。）他の地域で国際宇宙ステイション（ISS）が部分日食の太陽面を通過したのを捉えた報告[2]がされており、上の画像にある飛翔体の形も、ISSのような形であったので、当初、ISSと思っていました。その後、ISSの軌道情報をWEBサイトや天文ソフトウェアで調査したところ、時刻は近いものの、最高通過点や方位角が異なり[3]、該当しないようです。その他の人工衛星情報も調べましたが、該当するような動きをする人工衛星も残念ながら見つかりませんでした。人工衛星情報は頻繁に更新されているので、過去日付における情報の精度が悪くなることが分かり、早めに調査すべきでした。