< | 2020/05/16 | > |
暦 | アンテリーズに至る黒い川 | 最新 |
説明:一本の黒い川が流れているように見えるのは、この空の中を地平線から赤色巨星アンテリーズ近くにある複数の彩り豊かな雲に至ります。濁って見える、この黒い川はひとつの塵の多い星雲であり、遮っているのは中央部の天の川の近くにある背景の恒星の光です。とはいえ、この暗黒の塵の星雲が含むのは主に水素分子ガス[a]です。さそり座のアルファ星[b]であるアンテリーズの周りで恒星の光を散乱している塵が作り出しているのは、特異な黄色い色合いをした反射星雲です。その上方で明るく輝く二重星へびつかい座ロウ星[c]が埋め込まれているのは、より典型的な塵の多い青色を帯びた複数の反射星雲の中であり、伴っているのは複数の赤い発光星雲であり、それらもまたこの恒星間宇宙の中に散乱されています。球状星団M4[d]はひとつの明るい恒星のようにほぼ見えており、アンテリーズのすぐ左上にあります。とはいえ、それは複数の彩り豊かな雲の遠い背後、約7000光年の距離にあります。その黒い川自体はおよそ500光年離れています。この驚きの夜空の眺めを作り出すために、全ての背景と前景の露出写真は連続して撮られ、同じ写真機と望遠レンズ[e]が使われ、同じ場所から同じ夜に行なわれました。組合せてそれらが作るのは、ひとつのすばらしい画像であり、表しているのは広範囲の明るさと色彩で、人の眼では全く気づくことができないものです。1月31日の早い時間帯に記録された、この重ね合せ画像にまた捉えられているのは火星であり、依然として東の地平線近くにいて、昇ってきて天空の舞台にいる競争相手のアンテリーズに合流します。明るく輝く火星とその水面での反射があるのは、一本の孤立した木の左側で、惑星地球の米国、ニュー・メキシコウ州[f]のボスケ・デル・アパッチ米国・国立野生生物保護区[1gh]にあります。
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明日の画像:困った APOD(原文)著者と編集者:ロバート・ニーミャロフ(MTU)、ジェリー・ボネール(UMCP) APOD日本語版編集と翻訳:丹羽 愛一郎 |
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