説明：メシエイ17[T]として知られた近隣にある恒星工場[#]のひとつがあるのは約5500光年離れたところ、天雲[#]が豊富にある弓を射つ半人半馬の星座、いて座[#]の方向にあります。その距離においてこの視角幅1.5度の視野はおよそ150光年に幅になるでしょう。この鮮明な色彩重ね合わせ画像[#]の中でこの領域が持つガス[#]と塵の天雲の微光の詳細部が複数、強調しているのは、天の川中央部にある複数の恒星からなる背景に対する狭帯域画像デイター[#]です。M17[T]が持つ恒星間宇宙にある[#]ガスの蓄えから既に形成されていた、高温で重い複数の恒星が起源であるこれらの恒星風[#]やエナジーのある[#]放射は、この残っている恒星間物質をゆっくりと削り去っており、この天雲が持つ洞窟のような姿と波打つような複数の形状をその内部に作り出しつつあります。望遠鏡を使った恒星間宇宙の旅の人気ある立ち寄り先のひとつであるM17が同様に知られている名称には、オメガ天雲[#]あるいは白鳥天雲[#]があります。