説明：1997年7月に撮られたこの写真が表わしているのは火星表面で、それを構成しているのは、パース・ファインダー着陸船[#、#]から降りた傾斜路のひとつ、自動化された[#]ソウジャーナ[#]移動探査車[#]、しぼんだ複数の着陸用エア・バー(グ)[#]、そして、ひとつのカウチ岩[#]、フジツボのビル岩[#]、及びヨウギー岩[#]であり、それらが一緒に見えており、この3次元・立体視表示[#]の眺めとなっています。家猫の大きさで、太陽光電池パノル[#]が装備されたソジャーナーのすぐ左側にある岩がフジツボのビル岩です。ヨウギー岩はヨウギ・ベア[1]のような大きな親しげに見える岩石で、右最上部にあります。カウチ岩は角のある、カウチ・ソファー[2]のような形をした岩で、地平線上の中央近くに見えています。この劇的な3次元眺望[#]を得るためには、この画像を赤/青眼鏡[#]でこの画像を見てください（あるいは、一片の透明な赤色のプラスチック[#]を左目の上に、青か緑を右目の上に置くだけです）。この立体視の眺めを記録したのは、卓越したマーズ・パース・ファインダー撮影装置〔IMP〕[#]の写真機です。このIMPには、立体視撮影及び距離測定のために二つの光学経路があり、装備されていたのは、配列された色彩フィルター[#]であり、スペク(トゥ)ラル[#]分析用でした。最初の火星上の天文台として運用された、このIMPがまた記録したのは、太陽と、火星の二つの小さな月の最も小さい方のディーモス[#]の複数の画像です。